現在開発業務で必要なデバッグデータの作成にBlenderを使用しているのですが、この強烈に個性的なUIのせいで今まで何度も使いこなせるようになろうとしては挫折している3Dモデラでもあります。

業務に必要なのはAutodeskのFBXデータですので適当なライセンスフリーの.fbxがあれば何の問題もなかったのですが、必要な要素を含みかつ条件に合うものが全く見つかりません。仕方がないので他のフォーマットのデータをBlenderにインポートし、必要な改修を施して.fbxにエクスポートすることにしました。

「必要な改修」でも件の個性的なUIで四苦八苦したのですがそれはさておき、エクスポートの段階で大ハマリしました。というのもテキストタイプの.fbxにエクスポートするとテクスチャファイルの参照情報が出力されないのです。色々調べたところ、エクスポートに含めたいテクスチャはUVエディタで開いておくとよい等の民間療法的な（笑）治療法もあったのですが、何をしても全く出力されません。

そこで一旦バイナリタイプの.fbxで出力してみることにしました。出力した.fbxファイルを覗いてみると、こちらには間違いなくテクスチャファイルへの参照情報が出力されているようです。が、Autodeskから提供されているFBX Converter内のFBX Viewerでこのファイルを見ると何も表示されません・・・。

困った挙句、苦し紛れにFBX Converterでこのバイナリタイプの.fbxを同じバージョンのテキストタイプの.fbxに変換してみました。すると、そのファイルはちゃんとテクスチャまでFBX Viewerで表示されるではありませんか！

というわけで、Blenderからテクスチャ付きで.fbxをエクスポートするためには以下の手順が必要でした。

1.Blenderからバイナリタイプのfbxでエクスポート。
2.FBX Converterでテキストタイプのfbxに変換。

今回は挫折せずにもう少しBlenderと付き合ってみたいと思います。